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保険診療を基本に、患者さんのご要望で自費治療も行います

保険診療と自費治療の考え方

保険診療とは、治療費が全国一律で、使用材料は国が指定したものを使用する治療です。一方、自費診療とは、治療費、使用材料ともに制約がなく、患者さんにとってベストの治療を行うことが可能です。

皆さんが歯科医院に来院する動機は何でしょうか?審美やインプラント、矯正に特化した医院は別として、痛い、腫れた、しみるなどの理由で来院するケースが多いのではないでしょうか?これらに共通するのは、日常生活に支障があり、食事がしづらい、またはできないということです。

患者さんは、必ず主訴(1番の訴え)を持って来院されます。短時間で痛みを取り、短期間で機能を回復し、その主訴を解決することが可能か否か、そこが歯科医師としての腕の見せどころであり、また患者さんにとって歯科医院への評価が分かれるところでしょう。

歯科において機能を回復することとはどういうことか、その優先順位としてWHO(世界保健機関)は次のように定義しています。

●咀しゃく(食べ物を噛むこと)   → 生命維持
●発音(会話)           → 社会でのコミュニケーション
●嚥下(食べ物の飲み込み)     → 生命維持
●審美(顎顔面の失われた部分の再建)→ 社会復帰

保険診療と自費治療の考え方ホワイトニングやセラミックの白い被せ物の治療は、厳密に言えば審美治療ではなくエステティックの部類に分類されるそうです。

したがって上記の機能回復の内容や、痛み・腫れなどの不快な事象の解消は、保険診療で十分に行えると考えています。保険診療に使用する金属や材料の中には、必ずしも人体に優しくないものもあります。しかし、被せ物や入れ歯などは、繊細な噛み心地の違いと見た目以外は、自費治療と比較しても最低限の機能の回復に特に違いはないと考えています。

当院では、特に患者さんからのご希望がない限り、保険診療をベースとして治療を行っています。歯科医師やスタッフが自費治療に誘導するような説明は、積極的に行っておりません。その代わりホームページや掲示物などで正確な情報発信をし、質問していただくスタイルをとっています。

患者さんの歯への関心度、経済状態、年齢、ライフスタイル、お口の中の状態、そのほかさまざまな条件やニーズを総合的に判断し、一人ひとりに合った治療をご提案し、選択していただけるようにしています。

治療が進むうちに治療や説明に関心を持っていただき、双方の信頼関係が構築され、さらに高いレベルの治療やエステティック関連の治療を患者さんご自身が希望された場合に自費治療を行うスタイルとしております。

保険診療と自費診療の違いをまとめてみると、

●使用する材料の違い
●治療時間、治療期間の違い
●治療費の違い
●体への影響の違い

などとなります。高額な治療費をかけたからといって、治療終了後もその状態が永久に続くわけではありません。どんなに美しく機能的な被せ物、入れ歯、インプラントを装着しても、患者さんご自身の歯にはかなわないからです。

お口の中は個人差があり、その環境は千差万別です。全身の病気の影響によってもかなりの違いがあります。日常絶え間なく使用しているため、経年劣化も必ずあります。よい状態を長く維持するためには、患者さんご自身の日常のお手入れと、歯科医院での定期検診は必須です。


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